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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2014年05月02日

ディスクアクセスとファイルシステム

ディスクに格納したデータへのアクセスは、あらゆるOSの中心的機能である。コンピュータはファイルという形でディスクにデータを格納する。ディスクの内容は高速アクセス、高信頼性、ディスク領域の利用効率などを考慮して編成される。このファイルをディスクに格納する方式をファイルシステムと呼び、それによってファイルに名前と属性が付与される。また、ディレクトリあるいはフォルダと呼ばれる構造を使い、ファイル群を階層構造(木構造)内に格納できる。
初期のOSは一種類のディスク装置しかサポートしておらず、ファイルシステムも一種類ということが多かった。初期のファイルシステムは容量や性能が低く、ファイル名やディレクトリ構造の面で制約が多かった。そういった制約はOS自体の設計上の制約を反映していることが多く、複数のファイルシステムをサポートするのもOSの制約の観点から非常に困難だった。
より単純なOSではストレージへのアクセス手段が限られているが、UNIXやLinuxなどのOSでは仮想ファイルシステム (VFS) という機構をサポートしている。UNIXなどのOSは様々なストレージデバイスをサポートしており、それらの仕様やファイルシステムとは独立した共通のアプリケーションプログラミングインタフェース (API) でアクセスできるようにしている。そのためプログラムはアクセスしようとしているデバイスに関する知識を持つ必要がない。VFS機構により、プログラムはデバイスドライバとファイルシステムドライバを経由してシステム上のあらゆるデバイスと様々なファイルシステムにアクセス可能となる。
ハードディスクドライブなどの補助記憶装置には、デバイスドライバを通してアクセスする。デバイスドライバは担当するデバイスのインタフェースをよく理解しており、それをOSが全ディスクドライブに共通で用意しているインタフェースに変換する。UNIXでは、それがブロックデバイスのインタフェースである。

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Posted by evbuhi at 23:49